エルメスのバッグを防水スプレーでケアをしよう

大切なエルメスのバッグをより長持ちさせるためには、日々の適切なメンテナンスが欠かせません。なかでも革製のバッグは水分に弱く、お手入れをしていないと驚くほど早く劣化してしまいます。そこで劣化対策としておすすめしたいのが、防水スプレーを使ったケアです。ここでは、防水スプレーの上手な活用方法についてご説明します。

エルメスのバッグに防水ケアをするメリット

エルメスのバッグに防水ケアをするメリットは、雨や水滴などからバッグを守ってくれる点にあります。特に、革製品は水分に弱く、濡れたまま放置してしまうと変色やヒビ割れの原因になり得ます。それを防ぐために、防水スプレーを使ってケアをしておくという訳です。また、防水スプレーをかけると保護膜ができるため、バッグの表面をガードしてくれるようになります。そのため、バッグが汚れにくくかつ、汚れが落ちやすくなるというメリットも受けられます。

防水スプレーの種類を教えて!

防水スプレーには大きく分けて「シリコン系」と「フッ素系」の2種類があります。まずはそれぞれの違いをしっかりと把握しておきましょう。シリコン系は水をはじきますが油には対応しておらず、その反面で効果が長続きするのが特徴です。フッ素系は水も油もはじきますが、効果が落ちやすい傾向にあります。

一般的に皮革に使われるのは、通湿性を持つフッ素系の防水スプレーです。ただ、爬虫類の革にフッ素系を使うと変色する恐れがあるので避けてください。また、同じ革製のバッグでも、エナメル革などのように、元から水気に強い素材は防水スプレーを使用することで光沢が落ちたりすることがあるので要注意です。使用するときは、バッグおよびスプレーに記載されている注意書きを事前にしっかり読み込んでおくようにしましょう。

いつバッグに防水スプレーを使うべき?

防水スプレーは、バッグを購入したらまず1回使うようにします。防水スプレーには防汚効果もありますので、直近で雨予報がなかったとしても、早く使っておくに越したことはないのです。その後は、1カ月に1度を目安にケアを続けます。ただし頻繁にバッグを使っていたり、雨の多い時期だったりというように、使用環境がハードな場合には、半月に1度の使用をおすすめします。

また、防水スプレーを使う上で大切なのは、バッグに付いている汚れや水分をしっかり取り除いてから使うということです。汚れの上からスプレーをかけると、汚れも一緒に閉じ込めてしまいますので気を付けてください。

より効果をアップさせるスプレーの使い方

防水スプレーの効果をより高めせるには、バッグから20cm~30cm程度離して、ムラなく均一にスプレーすることがポイントです。ただあまりにかけすぎると、逆にバッグの痛みに繋がる原因となるので注意してください。

また、基本的に防水スプレーの撥水効果は、完全に乾燥してからでなければ本来の力を発揮できません。バッグの素材によっては乾燥まで何時間もかかってしまうケースもありますので、出掛ける直前ではなく前日の夜などにケアするクセをつけておくと安心です。

エルメスのバッグには上質な素材が使われているために、なにもしなくても長持ちするように錯覚してしまいがちです。しかし実際には、上質だからこそしっかりとケアをすることが望まれます。ケアさえしておけば、一生モノになるとも言われますので、こちらの内容を参考に、日ごろのメンテナンスを欠かさず行うようにしましょう。

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