1987年~1990年のテーマ

1987

「花火」Feux d’Artifice

エルメスの創業150周年を記念して、お客様に感謝し、メゾンの職人達を称えるパーティが行われました。これは普段エルメスを利用してくれいるお客様への感謝とメゾンの職人達を称えるパーティでもあります。そんなエルメスからの日々の感謝を込められた「花火」がこの年のテーマになります。

1988

「エキゾティズム」Exotisme

エルメス家が唯一厳しいまなざしを向けるものがあります。それは「国境」。エルメスは1988年のテーマとして【エキソチズム】を揚げました。これはエルメスが原点に立ち返る旅でもあります。あるレザーの素材が、その原産国から私たちの手元に届くまでに辿った道のり、それを見つめる写真家「ミュリエル・ブリザック」のまなざし、「ジェニー・プティ」や空間デザイナー「ヒルトン・マコニコ」旅の手帖を眺めながら共に、空想の旅へと出かけていたのです。作家である「ピエール・ロティ」の足跡を辿りイスタンブールへ行くと、エルメスのレディスコレクションを辿ったルートに重なります。そしてパリに戻ったら、その旅で気付いた驚きや発見の数々を共に分かち合うのです。旅に出る前の興奮や旅を終えた時の感動に酔いしれる等、「生きる」という言葉を置き換えるなら「家族の生活」ともいえるでしょう。それは平凡な日常とは全く正反対の毎日なのです。ちなみにエキソチズムとは異国情緒と言う意味がり、そこグループに固有しない明らかに外来的なイメージや雰囲気、物を示します。

1989

「フランス」Vivre la france

美しきフランスのパリの、自由に満ちた空気を胸いっぱいに吸い込んでみましょう。趣、エレガンス、躍動、礼儀作法、素材の気高さ、出会い、交流、大胆さ、旅、覚醒そして発明…。パリをイメージさせるこれらの言葉は、詩人アポリネールが言う、「家の扉を叩くように、私達の心を打つ」のです。しかし、これらは生真面目な表現ばかりになっていて、フランスに古くから受け継がれてきた軽やかさが足りなくも感じます。それは、国民の性質としては褒められたものではないかもしれませんが、この終わりのないリストにはもう少し言葉を追加すべきでしょう。安らぎ、優美さ、芝生、陶酔、太陽、歓喜、パーティそして「喜び」これは忘れてはいけません。エルメスでは、皆様の為に作品をつくり続ける限り、「喜び」を忘れる事はないでしょう。

1990

「アウトドア」Aie Libre

申し訳ございません。内容を模索中になります。完成次第UPしますのでお待ちください…………。