エルメスのバッグが型崩れしないようにできる対策

エルメスバッグを使用する上で、起こりやすいトラブルと言われているのが「型崩れ」です。せっかくのスタイリッシュなエルメスのバッグも、型崩れを起こしてしまってはデザイン性を大きく損ねてしまいます。できるだけ型崩れを起こさないよう、対策法を身に付けておきましょう。ここでは、エルメスのバッグが型崩れしないようにできる対策についてご説明します。

なぜバッグの型崩れが起こってしまうのか?

バッグが型崩れしてしまう原因の多くは、荷物の詰めこみすぎにあります。特に、女性は日常的に持ち歩く荷物が多い傾向にあるため、バッグが膨らんでしまいがちです。しかし、このような状態を続けていると、バッグは膨らんだままの形に固定され、購入時とは異なる形になってしまいます。そのため、あまりに重たい荷物は、長時間入れないほうが良いでしょう。

また、雨などで水分を帯びたバッグをきちんと乾燥させずに放置すると、崩れた状態のままで革が乾燥してしまいます。こちらも上記と同様に型崩れを起こす原因となってしまう恐れがあるので、バッグが濡れてしまった日や湿気の高い日は、帰ってから乾燥させるケアを念入りにしましょう。

型崩れしてしまったバッグを直す方法はないの?

愛用していたエルメスバッグが不幸にも型崩れを起こしてしまったからといって、使うことを諦めるのは少し早計です。よほどのひどい型崩れでなければ、元の状態に近づけることもできますので、以下の対処法を試してみてください。

【 詰めものをして干す 】
型崩れしたバッグの中いっぱいにクッション材などを詰めこみ、形を整えてから数日間干します。詰めものはクッション材でなくとも、柔らかく形を整えられるものであれば何でも構いませんが、新聞紙だとインク移りが起こることがありますので、裏生地の色によっては使用を避けたほうが良いでしょう。また、バッグを干すときにはカビの発生とショルダーストラップの型崩れを防止するためにも、吊るして日陰干しにするのがおすすめです。

【 レザークリームを塗って保湿 】
詰めものをして干してもバッグの型崩れが直らない場合には、レザークリームでの保湿をすると良いでしょう。保湿をすることによって革が柔らかくなるので、バッグが元の形に戻りやすくなります。レザークリームを塗ったあとは、上記と同様に吊るして日陰干しをしてください。

【 バッグの型崩れを防ぐためのポイント 】
バッグの型崩れを防ぐには、バッグを使用していないとき、中に詰めものなどをして、形を整えておくのが効果的です。ただし、あまり大きいものや重いものを詰めると、かえって型崩れを起こす原因になってしまうので注意しましょう。

また、ショルダーストラップの変形も防ぎたいのであれば、吊るして保管するのがベストです。それが難しい場合には、横に倒れてしまわないような場所に立てて収納します。この際、ストラップに変なクセがつくのを避けるために、あまり曲げないようにしておくとよいでしょう。

ここまでご紹介したとおり、バッグが型崩れしてしまったからといってすぐに諦める必要はありません。とはいっても、完全に復元させることは難しいために、できることなら型崩れを起こさないように予防するのが一番です。中に詰めものをしたり、収納方法に気を付けたりして、日ごろから保管方法にも気を配るようにしましょう。

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