エルメスのオレンジボックス

1920年代初頭に初めてのレザーグッズと共に誕生したエルメスのボックス。当初は白地にゴールドの縁取りから、からし色の地に茶色の縁取りへと変化を遂げながら、創業時から作り上げてきた馬具と馬術に関係する製品に加え次々と展開される製品としてパッケージに使われるようになったのです。そして今ではエルメス=オレンジボックスというほど当たり前となっているオレンジボックスはロベール・デュマが社長として在任中にレザーの自然な色と質感をイメージして、表面にシボのようなエンボスを付ける事になったようです。このアイディアからこのオレンジボックスは誕生し、その色調は時と共に進化をし続けていき、1960年代初頭にエルメスは「遠くからでも目立つ」今のオレンジ色を正式に採用しました。その形状は正方形、長方形、円形に限らず様々あり、エルメスの象徴になっています。

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