スーツを格好良く着こなそう!エルメスのチーフのたたみ方

冠婚祭をはじめとしたフォーマルなシーンでよく使われるハンカチーフですが、ビジネスファッションのスタイルアップとしてビジネススーツにもチーフを挿す人が増えています。ただ、TPOに合わせたチーフ使いは、色や柄だけでなく、素材までの気配りが必要です。そこでこちらでは、ハンカチーフの基礎知識についてご紹介します。

ノーネクタイのときはハンカチーフを挿して着こなす

ネクタイはビジネスファッションの基本ですが、それに併せてハンカチーフも使いこなせるようになるとコーディネートの幅が広がります。例えば、フォーマルなスーツやピークドラペルで幅広な襟のスーツを着るときにハンカチーフを挿すと、クラシカルできちんとした清潔感が出るのです。またノーネクタイの場合は、ハンカチーフを挿さなければだらしないと勘違いされることがありますが、挿しておけばビジネスカジュアルになります。ただし、使いどきには要注意です。基本的にはどのシーンで使用しても構いませんが、お葬式のときだけはマナーに反する行為となります。海外のお葬式では特に問われないこともありますが、日本国内ではあまりおすすめできませんので覚えておきましょう。

ネクタイやシャツと色を合わせる

ハンカチーフを選ぶとき、基本的にはネクタイの色と合わせるのがベストです。ただ、はじめてチーフを使う、さらにはコーディネートに自信がないという人には、どのような色のスーツにも合わせることができるリネンの白いチーフが無難で使いやすいです。反対に、個性的なファッションを演出したいときやノーネクタイで会食に参加したいときは、チーフに柄物を取り入れてみてください。シンプルなハンカチーフでも個性を演出することはできますが、少し物足りない印象になることが多く、ひとつでインパクトを与えられる柄物を取り入れたほうが魅力的に映ります。

TPOに合わせた折り方をマスターする

チーフのたたみ方はさまざまありますが、基本のたたみ方としてもっともポピュラーな「ティービーフォールド(スクエア)」と、フォーマルからカジュアルまで使える「トライアングル」と、フォーマルで使える「スリーピークス」の3つをご紹介します。

【 ティービーフォールド(スクエア) 】
ポケットのサイズに合わせて四角く折りたたみ、ふちの部分をポケットから1~2㎝ほど見せるようにして挿すシンプルなスタイルです。さまざまなシーンで使えますが、ビジネスシーンでは白、オフタイムには柄物にするなど、差し替えを考えるようにするとお洒落です。

【 トライアングル 】
チーフを三角に折りたたみ、ちょうど二等辺三角形なるようにポケットの口幅に合わせて挿し込むスタイルです。一見難しく思いますが、折り方さえ覚えてしまえば簡単にできます。折りたたむのが苦手な方は、シルクなどの柔らかい素材より、少しハリ感のある素材のチーフを使うと綺麗に仕上がります。

【 スリーピークス 】
3つの山を等間隔に折りたたみ、3つの角を2~3㎝ほどのぞかせて挿すスタイルです。おもに結婚式やレセプションパーティーなどで使うスタイルで、正礼装にはスリーピークスを合わせます。また、このスタイルを使用するときには白無地でリネン素材のアイテムを選ぶのがマナーです。

このほかにも、クラッシュドやパフドなど、カジュアルにも使えるテクニックが数多くあります。ノーネクタイでもスーツをかっこよく着こなしたい人や、ネクタイとチーフのコーディネートを楽しみたい人は、こちらの内容を参考にチーフのたたみ方をマスターしておきましょう。

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