デッラ・カヴァッレリア

デザイン:ヴィルジニー・ジャマン

エルメスの歴史の中でも特別な地位にある馬術。馬術関係の書物に「デッラ・カヴァッレリア」という歴史的にも重要な概説書があります。著者ゲオルグ・エンゲルハルト・フォン・ロエーネイスが1609年に住んでいたバイエルン州のレムリンゲンにて本を印刷しました。木版や銅板など面白い版画を数多く収めた書物は、まさに馬術の百科典と呼ぶにふさわしいものです。馬術、解剖学、大会や祭典等のあらゆるテーマおいて、目を見張るような情報が綴じられております。今回のこちらのかれについてはいくつかの馬具を取り上げており、蛇、ドラゴンといった怪獣の姿も見えますが、全てハミやバックルの一部の装飾品になっています。